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校長挨拶
本校にとっての
最後の年が始まりました
北海道函館五稜郭支援学校長 田 近 憲 二
本校は、昭和35年に隣接する函館五稜郭病院に長期入院していた小・中学生のために、市立柏野小学校、五稜中学校の病・虚弱教室として開設され、昭和54年の養護学校義務制施行に伴い、北海道五稜郭養護学校として開校しました。その後、函館市内からの高等部入学希望者の増加等により、平成23年4月より病弱教育の他に、知的障がいのある生徒を対象とした高等部が設置され、病弱教育と知的障がい高等部の教育を行ってきましたが、隣接する函館五稜郭病院の機構改革や病弱児童生徒がいなくなったことから、平成29年4月より知的障がい教育を行う高等部のみを置く学校となりました。その間、約120名が卒業し社会へ巣立っていき、それぞれの場所で、活躍しています。
さて、北海道函館五稜郭支援学校についてですが、昭和35年から本校の前身として始まった病・虚弱教室の開設から、五稜郭養護学校の開校、函館五稜郭支援学校としての校名変更を経て、ここ函館五稜郭の地で、病弱の児童生徒、知的障がい高等部生徒の教育を脈々と続けてきましたが、昨年度の函館高等支援学校の開校に伴い、道南圏域の知的高等部単置校としての機能移転も無事終えることができました。
そのため、今年度をもって本校は、函館、近隣市町村を含めた道南地区での役割を終える年となり、令和3年3月をもって閉校となります。今年11月には、閉校記念式典の開催を予定しておりますが、その際には、在校生、卒業生、現・旧教職員、保護者、関係機関の皆様も含め、広く参加いただき、これまでの本校の歩み並びに足跡等についてお知らせする機会とさせていただきたいと考えております。
今年度、本校は最終年度として、3年生のみが在籍する学校となりますが、少人数集団での指導をプラスと捉え、より一人一人に応じた指導に努めていきたいと考えます。
学校経営にあっては、「一人一人の生徒の良さを生かし、社会で必要な資質・能力を育成する学校」、「保護者や地域から信頼される学校」、「それぞれの教職員が専門性を発揮し、やりがいをもって実践する学校」の三本柱を基本とし、『一人一人を大切に日々の教育活動を実践する学校』を今年度も目指していきます。
今後も地域の皆様の御理解と御協力をいただきながら、活力のある学校にしていくために、これまで以上に生徒一人一人がもっている力を最大限に引き出すことができるよう、職員一同心をひとつにして教育に邁進していく所存です。
閉校までの1年間、これまでと変わらぬ御理解と御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
令和2年4月
五稜郭の風景
電話連絡について
「学校における働き方改革」の一環として、令和2年4月1日より職員の勤務時間外における電話受信は、「メッセージ対応」としております。
本校への電話連絡は、平日(学校閉庁日を除く)の午前8時から午後5時の間にいただきますよう、お願いいたします。
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